7人のメガネ男子にごちゅーい!
「─────で、その女は、男の子に聞いたんだよ。『君のお母さんは誰?』って…。そしたら、その男の子は、こう言ったんだよ……」
隣で、優花が体育座りをしている。ちゃんと顔も出してる。でも、体が震えていて、今にも倒れそうだ。
「「……………」」
「……お前だよぉぉぉぉ!!!!」
風真は、急に立ち上がり優花の方に早歩きで近寄る。優花は、ビックリして立ち上がって僕達の周りを走り回る。風真も、優花を追い掛け回す。
「ぅわぁぁぁーん!!!」
「お前だよぉぉぉぉ!!」
風真、完全に優花の反応面白がってる…。
「ちょっ、風真もうヤメな!!」
蓮が、風真を止める。会長の、おやじ座りの中に優花が入っていく。優花は、会長に抱き付いて泣きじゃくる。
「ぅわぁぁぁん!怖かったぁぁぁ……」
「…………」
会長は、黙って優花の背中をさする。風真は、凄い笑ってた。
「ハハッ。お前、ビビり過ぎだし…」
「うぅ……。怖い……。トイレに行けないよぉ…」
「優花、これは作り話だから気にすんな」
風真が、少し笑いながら優花に話し掛ける。
「ぅっ……。……ぅん」
優花は、会長から離れない。……未だに、凄い体が震えてた。
「おぃ、泣き止んだか?優花…?」
「………はぃ」
優花が、震える足でゆっくり立ち上がる。会長は、優花の体を支える。
「優花、ゆっくりで良いからコッチおいで?」
「ありがとう…。藍…」
「もう、本当に風真は良く優花の事イジメるね…。優花の身にも…なりなよ……」
優花が半泣き状態で僕の所に来る。僕は、優花を抱き締める感じで座る。
「もぅ、風真のせいで優花が泣き止まないじゃん……。大丈夫?」
「ぅう……うん。……大、丈夫……」
「じゃあ、怖い話続けるね…」
「次、誰?」
「じゃあ、ジャンケンで負けた人から」
「「ジャンケンポン」」
「……あっ、俺か……」
要が負ける…。要って怖い話あるの?
「えーと。ある所に──────」
「「……………」」
「─────だとさ……」
「怖いよ……。要君の話鳥肌止まらないよ…」
「お前、無表情で話していくから怖ぇよ…」
「……俺の顔はもう、変えられないの。しょうがないだろ…。無表情って言ったって、この顔がいつもの俺なんだから……」
「はいはい。そうですね…」
「次は、誰?」
と、蓮が話を進めていく…。怖い話大会が始まって、二時間位経った頃…。蓮が、部屋の灯りを点ける。
「優ー花?大丈夫?立てる?」
僕が、優花を支えながら、ゆっくり立つ。
「だっ……大丈夫……。アハハ……」
「お前、本当に大丈夫か?」
「ぅっ……うん………」
足が凄い震えてる。……確かに、ちょっと怖かったね…。会長なんか、途中で叫び出すし……。有る意味、僕はそれが一番怖かったね…。
「これじゃあ、歩けないね…。……よっ…と」
僕は、優花をお姫様抱っこをする。改めて、優花の体を触れると、本当にブルブルと小刻みに震えてた。
「……ほら、もう遅いし皆、自分の部屋に戻ると良いよ」
蓮が、笑顔で立ち上がる。目の奥笑って無いけど……。
「ほら、直樹立って!」
雪斗が、直樹の頭をツツく。
「雪斗ぉ、俺眠い…。おぶって…」
「無理だよ。僕、直樹を持てる位の筋肉無いから」
「えぇ…」
直樹が、目を擦りながら立つ。相変わらず、身長が高くて殴りたくなる……。
「……じゃ、お休み。皆」
蓮が部屋のドアを開け、笑顔で手を振る。
「「お休み」なさい」
僕達の部屋は、一番奥。そんなに、遠く無いけどね。
隣で、優花が体育座りをしている。ちゃんと顔も出してる。でも、体が震えていて、今にも倒れそうだ。
「「……………」」
「……お前だよぉぉぉぉ!!!!」
風真は、急に立ち上がり優花の方に早歩きで近寄る。優花は、ビックリして立ち上がって僕達の周りを走り回る。風真も、優花を追い掛け回す。
「ぅわぁぁぁーん!!!」
「お前だよぉぉぉぉ!!」
風真、完全に優花の反応面白がってる…。
「ちょっ、風真もうヤメな!!」
蓮が、風真を止める。会長の、おやじ座りの中に優花が入っていく。優花は、会長に抱き付いて泣きじゃくる。
「ぅわぁぁぁん!怖かったぁぁぁ……」
「…………」
会長は、黙って優花の背中をさする。風真は、凄い笑ってた。
「ハハッ。お前、ビビり過ぎだし…」
「うぅ……。怖い……。トイレに行けないよぉ…」
「優花、これは作り話だから気にすんな」
風真が、少し笑いながら優花に話し掛ける。
「ぅっ……。……ぅん」
優花は、会長から離れない。……未だに、凄い体が震えてた。
「おぃ、泣き止んだか?優花…?」
「………はぃ」
優花が、震える足でゆっくり立ち上がる。会長は、優花の体を支える。
「優花、ゆっくりで良いからコッチおいで?」
「ありがとう…。藍…」
「もう、本当に風真は良く優花の事イジメるね…。優花の身にも…なりなよ……」
優花が半泣き状態で僕の所に来る。僕は、優花を抱き締める感じで座る。
「もぅ、風真のせいで優花が泣き止まないじゃん……。大丈夫?」
「ぅう……うん。……大、丈夫……」
「じゃあ、怖い話続けるね…」
「次、誰?」
「じゃあ、ジャンケンで負けた人から」
「「ジャンケンポン」」
「……あっ、俺か……」
要が負ける…。要って怖い話あるの?
「えーと。ある所に──────」
「「……………」」
「─────だとさ……」
「怖いよ……。要君の話鳥肌止まらないよ…」
「お前、無表情で話していくから怖ぇよ…」
「……俺の顔はもう、変えられないの。しょうがないだろ…。無表情って言ったって、この顔がいつもの俺なんだから……」
「はいはい。そうですね…」
「次は、誰?」
と、蓮が話を進めていく…。怖い話大会が始まって、二時間位経った頃…。蓮が、部屋の灯りを点ける。
「優ー花?大丈夫?立てる?」
僕が、優花を支えながら、ゆっくり立つ。
「だっ……大丈夫……。アハハ……」
「お前、本当に大丈夫か?」
「ぅっ……うん………」
足が凄い震えてる。……確かに、ちょっと怖かったね…。会長なんか、途中で叫び出すし……。有る意味、僕はそれが一番怖かったね…。
「これじゃあ、歩けないね…。……よっ…と」
僕は、優花をお姫様抱っこをする。改めて、優花の体を触れると、本当にブルブルと小刻みに震えてた。
「……ほら、もう遅いし皆、自分の部屋に戻ると良いよ」
蓮が、笑顔で立ち上がる。目の奥笑って無いけど……。
「ほら、直樹立って!」
雪斗が、直樹の頭をツツく。
「雪斗ぉ、俺眠い…。おぶって…」
「無理だよ。僕、直樹を持てる位の筋肉無いから」
「えぇ…」
直樹が、目を擦りながら立つ。相変わらず、身長が高くて殴りたくなる……。
「……じゃ、お休み。皆」
蓮が部屋のドアを開け、笑顔で手を振る。
「「お休み」なさい」
僕達の部屋は、一番奥。そんなに、遠く無いけどね。