ねぇ、大好きだから、
「「ぅぐわ゙あぁぁあぁ」」


文字にしにくい叫び声が、
ナンパしてた男とハモる。



な、何この女の子!?

助けようとした俺を下敷きにするなんて…

じゃなくて。

その強烈アッパー…


…ただ者じゃねえぇ!!




自分の上に男が乗っている事も忘れて、
俺は女の子を見つめた。

さっきまで逆光で見えなかった顔が、
太陽が傾いた事で
だんだんと見えてくる…



……って。

この女の子…



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