貴方に愛を捧げます。
「あら?
どこの誰かしら、お父様に
『私はサラが好きです。
なので、サラと婚約さしてください。』
って数年前に言ってたのわ。
私の聞き間違いだったのかしら?」
「な…なんでルシャーナがそれを知ってるんだっ!?
それは俺と父上2人の秘密のはずだっ!!」
自分の秘密がルシャーナにバレていたことに焦り出し大声を出すルイス。
「ルイス、うるさいわ。」
「あ…あぁ、どうして知ってるんだ?」
「ちょうどあのとき
私、お父様に呼ばれて部屋に言ったら聞こえてきちゃったのよね。
しかも政略結婚してるようには
見えないようなラブラブ度だからルイスが政略結婚って言う度に
微笑みながら照れ隠しなんて可愛いって皆言ってるわよ?
しかもね、ルイスとサラ様の反応とかで絶対にあれは恋愛結婚だと皆確信してるわよ?」
ルシャーナがそう言うとルイスは顔を真っ赤にさせ顔を背けた。
「まぁ。
ルイスったら…
ごちそうさま。」
「ルシャーナ覚えとけよ?」
「そんな恐ろしいことを覚えとくなんてイヤだわ。」
コンコン
「ルシャーナ様失礼します。
あっ、ルイス様こちらに居られましたか…
お兄様…いえ、ジャダンが
探しておりましたよ。」