委員長とイケメンぼっち
その日の夜

「うーん、田中君からメアドもらったのはいいけど…」

「なんて打てばいいんだろう」

「メールなんてそんなに打たないし」

「田中君に聞いてみよう」

プルルルル

『お、どーした』

「なんて送ればいいかな?」

『うーん、やっぱりあれだ、まず謝っとけ』

「わかったよ、」

『それから話を盛り上げていけばいいさ』

「わかった、ありがとー」

プッ、

まずは謝罪か

『今日はごめんなさい。俺委員長の気知らないで勝手なこといって。本当にごめんなさい』

「よし!送信!」

30分後

「返信遅いなぁ、お風呂かな」

1時間後

「ちゃんと届いてるよな?送信ボックスにあるし…」

1時間半後

「おそいなぁ、てか、おれさっきからずっと携帯握りぱなしじゃん」

「もう、ねたのかなぁ」

ピロリん♪

「おーきたー!」

「なになに?」

『私のほうこそごめんなさい。変な心配させちゃって。もう私恵斗君の所にいない方がいいのかな。私のせいで恵斗君まで不幸にさせちゃって…
ごめんね、』

「ファッ!?」

プルルルル

「田中くーん!」

『なんだよ、こんな遅い時間に!」

「ごめんね、実はかくかくしかじか…」

『なに!?それはやべーな』

「どーしたらいい?」

『とりあえず何があったのか聞き出せ!』

「わかった!」

プッ…

「なにかあったの?」

送信

ピロりん♪

「はやっ!」

『ごめんね、もう関わらないようにする』

なんで?俺なんかしたのか?

「ごめん、やっぱ俺のせいだよね。ごめんね」

送信

その後返信はこなかった

時刻は午前1時を回っていたが俺は眠れなかった

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