~時代を超えた恋~
土方side

豊玉発句集を言おうとしていたので、

思わず許しちまったじゃねーか…

「で、どうすればいいと思いますか?」

どうすればいいってか?

どうせ総司も紗綾の事好きなんだろ?

普通が1番いいと思うんだがなぁ…

「お前はどうしたいんだ?」

すると紗綾はこう答えた。

「沖田さんに伝えたいです…この思いを…」

「それだけでいいのか?」

「え?」

「恋仲になりたいとか、逢い引きがしたいとかはないのか?」

「それは…沖田さんが決めることでしょう?」

紗綾らしい答えだな。

「なら、伝えろ。自分の言葉で…な」

「はいっ!私、頑張ります!」

嬉しそうに言う紗綾を見て俺は思わず

笑ってしまった。

「ちょ、何笑ってんですか!」

「わりい……くっ…」

「もうっ!じゃあ私は行きますね。ありがとうございました♪」

そう言うと紗綾は嬉しそうに帰って

いった。
< 135 / 184 >

この作品をシェア

pagetop