~時代を超えた恋~
土方さん、沖田さん、私の順で

近藤?さんの部屋?に入る。

「どうした?」

近藤?さんが言う。

「間者かと思われる者を……」

と言い、私をチラッと見る。

「お主、何者じゃ?」

「桜花紗綾…」

「女のような名じゃな」

「はぁ」

もう説明するのも面倒くさいしいっか

「で、間者なのか?」

…………

「違います」

「とぼけるな!」

土方さんが怒鳴る。

「じゃあ、間者です」

「じゃあ…?」

近藤?さんが問いかける。

「だって、信じてくれないでしょ?」

「言っては…くれぬか?」

「嫌です」

「お前…近藤さんに向かって……!」

土方が刀に手をかける。

「殺してくれるんですか?」

「なっ!!」

「殺して下さい」

自ら土方の所へ行く。

「さぁやさんっ?」

沖田さんが驚いた様な声を出す。

「早く」

「おまっ……」

「私なんて…いらない存在なんだから…」

「は?」

そう言うと私はまたもや意識を手放した

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