~時代を超えた恋~
紗綾side

「お前は……総司の小姓でいいか?」

土方が言う。

「小姓……」

「なにか不満か?」

「隊士がいい。」

「ボソッ)剣も使えんくせに……」

土方が呟いた言葉を私は見逃さなかった。

「言いましたね?」

「あ゛?」

「私、使えますよ?剣」

「ふっ!いいだろう…ここの隊士に勝ったらな」

「本当ですね?」

「あぁ、」

「分かりました」

私がそう言うと土方が立ち上がる。

「行くぞ」

きっと道場だろう。

そう思いながら着いて行く。
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