~時代を超えた恋~
「両者構えて」

「はじめっ」

パァン

カランッ

木刀のぶつかった音が響き

木刀が落ちた音がした。

「は?」

土方が間抜けな声を出す。

私が一という奴の首元に木刀を添えて

いるからだ。

「…一本……」

「ふっ」

ドタドタドタドタ

キラキラと目を輝かせて沖田さんが

やってくる。

「さぁやさん強いんですね!僕ともやって下さい!」

「別にいいけど…」

「やったぁ!土方さんよろしくお願いしま~す!」

「あ?あ、あぁ…」

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