~時代を超えた恋~
「ふっふえっ……」

抱きしめながらずっと背中をさすってく

れる沖田さん

1時間程経っただろうか?

「沖田さん、もう大丈夫です。ありがとうございました。」

「いいですよ、それより彼方、怪我でもしてるんですか?」

「なんでですか?」

「背中をさすっている時に気付いたんですが、さらし巻いてますよね?」

冷や汗が出ている事が自分でも分かる

ぐらい出ている。

あの時の傷がまだ完治してないために

巻いているさらし。

「巻いてますけど…?」

「それにさっき試合した時痛そうな顔してました」

気付いてたんだ…

キュんっ

ん?なんだ?この感じは…?

「あ、えと大丈夫です。」

「大丈夫なわけありません!」

「え?」

「ちょっとは頼ってくれていいんですよ?って言いましたよね?」

言ったけど……

「今、薬と着替え持って来ますね」

そう言うと部屋を出て行った
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