~時代を超えた恋~
「さぁやさん、着きましたよ?」

「えっ?」

どうやら考えているうちに着いたようだ

「お柚子さーん」

「あら、沖田さんやないですか。本日はどないしました?」

「この子の着物を」

「あら、えらいべっぴんさんやなぁ、じゃあ、沖田さんはそこらへんで待っててくださいな」

「えっと……」

「お柚子です。よろしゅうな」

「あ、紗綾です。」

「いい名前どすな」

「ありがとうございます…//」

ふふふと上品に笑うお柚子さん。
< 53 / 184 >

この作品をシェア

pagetop