~時代を超えた恋~
「さぁやさん?」

「…………」

「寝ちゃいました…か」

昨日もこんな事あったような……

でも、安心してくれてるなら…嬉しいな

んー……どうしましょう…

まだ抱きついてる状態ですから、

誰かきたら面倒くさい事になりますね。

ひとまず離れましょうか…

そう思い離そうとする………が

「やだ……い…かな…いで」

寝言なのか紗綾が言う。

そして僕の裾を掴む。

やばいですよ。その仕草、可愛すぎです

んー…このままでもいいすかね?

僕的には嬉しいですし。


「総司ぃぃぃぃぃてめえいつまで寝てやがる!!」

あ、土方さんくる。

スパァーンと勢いよく襖が空く。

「おい、総司ぃぃぃ……?って何やってんだ?」

「邪魔です」

「あ、そうかごめんなっておい!邪魔じゃねぇし!なにやってんだよ!」

何やってるってそりゃ……

「さぁやさんを抱きしめてるだけですけど?」

「そうか、邪魔して悪かったな……ってはぁあぁぁぁぁあ??」

「土方さん煩いです。起きちゃいます」

「そうか、そうか」

と言ってニヤニヤと笑う土方さん。

「お前にも春がきたかぁ…」

と言って帰って行った。



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