ナルシストな関係
――『ちょっ…何処まで行くのよ!』
あれから電車に乗り、テレビ局から
随分遠ざかってしまった。
私はこのまま、どうなってしまうんだ…
…ま、まさか!!
盛山陽は あまりにも
私が可愛いーから、
拉致るつもりなのかも…
……それとも 監禁…
『いっ、嫌だ――!!離せ~!』
「うっせーな!黙れ!!正体がバレる。」
『う…』
そう言われると、何も言えない私…。
さよなら… パパとママ。
私 監禁されて死んじゃう…
「何さっきから、グチグチ言ってんだよ?着いたぞ。」
『こ…此処何処!?』
「まぁ もう少しでわかるさ。」
周りを見ると、小さなログハウスしかない。
やっぱり…
『あんた!私を監禁するつもり!?』
「はぁ? 変な勘違いすんな。悪趣味な…」
『だって…あまりにも私が可愛いーから、あのログハウスに監禁するつもりだったんでしょ?』
「ぷっ…バカじゃねえの?あのログハウスには、俺の親父と母さんが居んの。」
へぇー… って!!
『ななな何で!?いきなり!?』
「ゆっくり練習できるかと思ってさー監督からも【いいよ~♪】ってメール来てたし」
:監督
―――――――
いいよ~♪
ゆっくり練習してね(ハート)
し…信じらんない!
監督のアホ~~~~~!!!