ナルシストな関係
       
        

―ガチャリ―
「連れて来たぞ~」

盛山陽が ログハウスの扉を開き、誰かに大きな声で言った。

「…入って来いよ」

『お、お邪魔しま~す…』

ダダダダダダ―

「会いたかったわ!紅祢ちゃ~ん♪」

『………はい?』

急に、ミルクティー色のパーマのかかったロングの髪の毛が抱き付いてきた。

この状況…何処かで遭遇したような…

「母さん。…キモい」

『母さん?…ええっ!?盛山陽のお母さん!!?』


「うふ♪バレちゃった~♪」

ピースマークを 私と盛山陽に見せて笑うこの人が…

盛山陽のお母さんデスカ!!!

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