ナルシストな関係
「陽、あんたどっか行ってて」
「はぁ!?…わかったよ…」
盛山陽は 私に紅茶だけ出すと、自分の部屋(?)みたいな所に入っていった。
「久しぶりね。紅祢ちゃん♪」
『…え?何処かでお会いしましたか?』
「あぁ!紅祢ちゃんまだ3才だったのよね。そりゃあ覚えてないか♪」
ごめんね…と付け足して謝る盛山陽のお母さん。
「私は 紅祢ちゃんのお母さん、明結の幼馴染みだったのよ。」
『………マジですか!?(゜Д゜;)』
「ええ。それにしても…大きくなったわね~♪陽の嫁にならない?」
ブブーッ
私は 盛山陽の 言葉に
驚きすぎて、紅茶を
噴き出してしまった。