ナピュレの恋【完】
貴子と裕也
次の日。
完全メイクのノリは悪かったと思っていたのに絶好調だった。
「ヤ、ったから…?」
なんて鏡の前で言ってみる。
そんな自分の言葉に頭を振り、なつこは会社へと向かった。
会社に着くとすぐに寄ってきた影。
「おはようございます!!なつこさん」
彩花だった。
昨日早く寝たのか、それとも若いからなのか隈(クマ)一つできてなかった。
若いっていいわ。