ナピュレの恋【完】
「だ、大丈夫!!重いし、気にしないで?」
「でもさ…」
「大丈夫だってばー。裕也、あたしのこと年寄り扱いしすぎー」
裕也の言葉を切って、なつこは笑った。
「うーん、そう言われたら何も言えなくなる…」
裕也は困ったような顔をした。
「じゃぁ、帰ったら連絡してね?」
そう言って帰ろうとする裕也を、なつこは呼び止めた。
「裕也!!」
「ん?」
人目も憚らず(ハバカラズ)抱き付き…キスをした。
「え、なつこ。どうしたの?」
戸惑ってる裕也に。
「好き…。ずっと、裕也が…好き…」
そう言って、もう一度キスをした。