ナピュレの恋【完】
「秀二、いい加減にして。あたしはもう……っ!?」


“あたしはもう戻る気はない”


そう言おうとしたなつこの口が秀司の唇で塞がれた。


「…やっ!!」


なつこは秀二を突き飛ばした。


その時。









「なにやってんの…」


そこに現れたのは彩花だった。


「新山…さん」 「彩花…」


なつこと秀二の声が重なった。
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