ナピュレの恋【完】
「あの…なつこさん…何かあったんですか?」
ずっと聞きたかったんだろうな。
「裕也くん、時間ないから単刀直入に聞くわよ」
あたしは裕也くんを見た。
「あ、はい」
裕也くんの返事を聞き
「ぶっちゃけ、なつこのことどう思ってんの?」
あたしは裕也くんから目を離さなかった。
「えっと…それは…女性として、ということですか…?」
裕也くんは突然のことに言葉が詰まっていた。
「そうよ、女として」
好きなら、あたしじゃなく裕也くんに行ってほしい。