ナピュレの恋【完】
「なっ!?」
「あれー?まさか童貞じゃないでしょー?」
こんなイケメンで童貞だったら奇跡だわ。
「ちっ、違います…」
あら、照れてる。
可愛いわねー。
「なら、立ってられないくらい甘ぁいのしてきなさい?許可は、あたしが出すから問題ないわ」
ニヤリ笑うと裕也くんは固まっていた。
「ほーら、分かったらとっとと行くの!!あ、なつこの会社はね…」
会社名を言うとすぐに分かったらしくコクンと頷いた。
「あたし美咲ちゃんと飲んでるからー」
出て行く裕也くんに叫び隣を見ると美咲ちゃんはキョトンとした顔でこっちを見ていた。
あたしは軽く分かるように美咲ちゃんに話すことにした。