羽蝶蘭



目を見開き、驚きをあらわにする色たち。



「…えっと」



そんな色たちを怪訝にみながら、言葉を発する




「あ、あぁ…。ランだな」



その言葉に自我を取り戻した色たちは、少しの困惑を顔に浮かべている。




なんなんだ…一体。



名をいっただけ。


それだけで、ここまで驚かれることはした覚えはない。




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