羽蝶蘭



「え…と、よろしくお願いします」


なぜか自己紹介をされ、面食らう



「じゃ、出発しんこーう!」



ハルトと名乗った男が私の腕をひいて、歩き出した




突然のことに慌てる



「えっ!?あの、ちょっ!」


グイグイひっぱるハルトは有無を言わせぬように歩みを止めない



その様子を、アキラはケラケラ笑いながら後をついてきている




…なんて奴だ。




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