羽蝶蘭
羽姫
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「俺らの"溜まり場"へよーこそ!」
"溜まり場"
それは、ただ集まっている場所という意味ではないだろう。
きっと、彼らは"組織"
「さ、はやく入ろ!」
そういって、また腕をひくハルト
「わっ!」
いきなり引っ張られ、バランスをくずす
「っと…ナイスキャッチ」
ふわり、と大人の匂いを漂わせながら私を受け止めた男…アキラがいった
「大丈夫か?ランちゃん」
「は、はい…」
なぜだか、この男は苦手だ。
雰囲気というか、探りをいれるようなこの瞳。
……苦手だ。