羽蝶蘭




「ねぇ」


ハルトにひきずられながら、隣を眠そうに歩くマサキに声をかけた



「……なんだ」




今にも閉じてしまいそうな目をこちらへ向ける



「なんで私、ここに連れてこられたんですか?」



もう時計は3時をさそうとしている。



普通の人は今頃夢の中だろう




「………もうすぐ分かる」



それだけいうと、またマサキは眠そうに歩く




もうすぐって…




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