大切な人に笑っていてほしい。そんな気持ちになれることって、なかなかない。
けれど主人公の二人は、自分よりも愛する人の幸せを願う……そんな強く優しい愛を私たちに教えてくれる。
彼らはお互いに出逢う前は誰も本当の味方がいなくて、自分のことが嫌いだった。
だからなのか、二人は自然と惹かれ合い、次第に本当の自分をさらけ出すように。
一見高飛車に見えて、少女のような純真さをあわせ持つヒロインコートニーと、軽そうに見えて実は誰にも心を開いていないオーランド。
壮絶な戦いの中で育まれる二人の愛に胸が熱くなり、時には涙しながらページを捲りました。
これを読んだら、また六花の翼でオーランドに会いたくなる。
番外編ながらとても読み応えのある物語でした。
オススメです!