吸血鬼と歌姫と
「ありがとう。大丈夫!」
ガッツポーズで元気をアピールしてみた。
「本当か?
ライブも出てるんだし路上は控えたらどうだ?」
「駄目だよ!
私の原点はここだから。
それよりルキは何か手掛かりはあった?」
「ない。」
断言するルキ。
特に悲しそうにしてないけれど、大丈夫なのかな?
「ええっと、明日のライブ...来てくれる?」
「あぁ、必ず行く。
新曲が出来たんだろう?」
「うん。待ってる。」
ルキは家まで送ってくれた。