吸血鬼と歌姫と

「ミレイが俺の歌姫だ。」


この言葉の意味をミレイは分かるだろうか?


「何それ。」


小さくミレイが笑う。



「ミレイ、俺のこと好きか?」



「うん、大好き。
ルキに最愛の人がいても...」



そういって再び眠りに落ちてしまった。



「ミレイ...」


もう一度彼女を呼ぶ。


ミレイに逢えて良かった。


最初から探す必要なんて無かったんだ。


だけど...
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