吸血鬼と歌姫と

「なぁ?ミレイ。」


ルキが私に近付く。


「俺も好きだ。」


唐突過ぎて理解が出来ない。


「何が??」


「さぁな。」


フッといつものように笑う。



「ミレイは他に...
俺に言いたいことが無いか?」


沢山あって1番言いたい事が分からなかった。


それにルキを困らせてはいけない。



「えっ?」



ルキに腕を引っ張られて、気が付くと胸の中に閉じ込められていた。






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