吸血鬼と歌姫と



この日の為に作った曲を披露した。


この日の最後の曲。



眩しくてもちゃんと見える。



路上ライブの時と同じように、一人一人に想いが伝わるように心を込めて歌った。


昔は誰にも届かなかった歌が、今はこんなにも多くの人達が聴いてくれている。



キッカケをくれたのは、彼。



「ありがとうございました。」


礼をして舞台から去った。
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