吸血鬼と歌姫と


「えっ。ちょっと待って下さ...」


私が否定する前に店長は行ってしまった。



「おい。いつまで待たせるんだ」


さっきより怒っている彼。



あぁもう!!
ケーキを出せば良いんでしょ!?



ケースからショートケーキを取り出し、
お皿に乗せてチョコペンなどで飾っていった。




「はい。どうぞ。」


既に店内の席に勝手に座っていた
彼の前にケーキ皿を置いた。

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