吸血鬼と歌姫と


はぁ〜。

2度もルキから逃げちゃったよ...



仕事をこなしながらも
頭の中はルキの事でいっぱいだった。



「悩み事?」


いつの間にか隣に店長が立っていた。


「美玲ちゃん、さっきからずーっと溜息ついてるわよ?彼氏さんと何かあったの?」


店長の目がキラキラしていた。

...これは心配してないな。

店長、恋バナとか好きだったし。
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