吸血鬼と歌姫と


「今も待たされているが?」


耳元でルキの声がした。


驚いて後ろを振り返ると、
私に合わせて少し屈んだルキがいた。



「え?どうしてここに!?」



「行きしに通ったから帰りも通ると思ってな。俺はお前と違ってココが良いんだ。」


コンコンと自分の頭を指差した。



...ムカつくなぁ


でも、謝らなきゃ。


心の準備...まだ出来てないけど。
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