吸血鬼と歌姫と



「おい。」



突然、後ろから声がした。




パッと目を開けて、


「すみません!!迷惑でしたよね?!」


後ろを振り返った。





振り返ると




スラっと背は高くて



紅い瞳に



長い黒髪



そして息を呑むほど美しい



少年が立っていた。






綺麗な人だなぁ...


と見惚れていると



「ここは人間の世界か?」



と訊かれた。
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