リンゴの赤に誘われて
 黙ってしまった私にスッと近づき、彼はそっと私の髪を撫でた。
 その心地よさに、身を震わせる。

「逃げないんですね」

 今まで感じた事のない甘い予感を止められない。

 私は……ずっとこんな感覚を待っていた。
 男性の逞しい腕に抱かれてみたい……ずっと、そう思っていた。

「いいんですか?」

 コクリと頷くと、そのまま彼はゆっくり私を畳の上に押し倒した―――――。

END
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