*全てを君に…*
ーーーーーーーーーさつきsideーーーーーーーー
用をすまして…
ナチュラルメイクを
してきたから
ちょっとだけ
化粧直しをして…
たける君のとこに行こうとした
そしたら…
たけるの両サイドに
女が二人いた。
しかも、腕を掴んでいる。
後ろ姿だったけど
なんとなく
たける君が喜んでる感じがして
私といるより
女の人達といた方が
楽しいのかな…
と思い
気づかれないように
そっと走ってトイレを出た。
デパートから出ても
走っていた。
たどり着いた場所ゎ海だった。
綺麗だな、
涙が自然に出てきた。
このまま帰ろうかな…
砂浜をゆっくりと歩いていた。
さっき走ったせいか
呼吸が苦しくて
苦しくて…
「ハァハァハァハァ」
心臓も痛くなってきて
涙が止まらなくて
辛かった。
「ハァハァハァ…」