それはずっと近くに。
見上げる先に立つその人は、くわえタバコに、慎二が走り去った先を遠い目をして見つめていた。
「バカじゃねぇの。・・・・・・初対面ですみませんが」
一応謝ってはいるが、2度目はバカを思い切り強調して言ってきた。
「なんなんですかあなた・・・・・・」
「隣人です」
「・・・・・・関係ない人に言われたくないんですけど」
「そうですね」
そう言ってその隣人は部屋の中に入っていった。
なんなんだよ!倒れ込んでいるところをグリグリ踏みつけられたように、その場から立ち上がれない。
もう最低だよ!!!!!
「ほれ。まぁ飲め」
いつの間に戻って来ていたのか、隣人は缶ビールを目の前にヒラつかせた。
「私・・・・・・弱いんです」
「あ~だからリセットできないんだ!!ズル~と引きずりっぱなしなんだ。
酔って何もかも忘れてぶちまけるんだよ!これが一番!!!」
受け取らない缶ビールを私の前に置くと、隣人は先にブシュッとブルトップをあけてグビグビ飲み始めた。
「パァ~うめ!!ここの景色ってわりと綺麗だってこと知ってた?」
目の前には、公園の木々が生い茂り緑が広がっていた。
あまり気にしてみていなかった。
美味しそうに飲む横顔につられ私も缶ビールを手にしていた。
「いっいただきます・・・・・・」
「バカじゃねぇの。・・・・・・初対面ですみませんが」
一応謝ってはいるが、2度目はバカを思い切り強調して言ってきた。
「なんなんですかあなた・・・・・・」
「隣人です」
「・・・・・・関係ない人に言われたくないんですけど」
「そうですね」
そう言ってその隣人は部屋の中に入っていった。
なんなんだよ!倒れ込んでいるところをグリグリ踏みつけられたように、その場から立ち上がれない。
もう最低だよ!!!!!
「ほれ。まぁ飲め」
いつの間に戻って来ていたのか、隣人は缶ビールを目の前にヒラつかせた。
「私・・・・・・弱いんです」
「あ~だからリセットできないんだ!!ズル~と引きずりっぱなしなんだ。
酔って何もかも忘れてぶちまけるんだよ!これが一番!!!」
受け取らない缶ビールを私の前に置くと、隣人は先にブシュッとブルトップをあけてグビグビ飲み始めた。
「パァ~うめ!!ここの景色ってわりと綺麗だってこと知ってた?」
目の前には、公園の木々が生い茂り緑が広がっていた。
あまり気にしてみていなかった。
美味しそうに飲む横顔につられ私も缶ビールを手にしていた。
「いっいただきます・・・・・・」