君が残してくれたもの
ほら、行ってる間についた。
この時間だと…三時間目かな?
りっちゃん先生の授業ならいいなー。
のそのそ歩いてゆっくり靴を履き替える。
二年か、三階じゃん…遠い。
…ちょっとだけ、図書室よってみよ。
気分でなんとなく図書室へ行こうとした私だけど…行かなきゃよかったと後悔するのはもう少し先のこと。
「――…っ!!」
小さ声が図書室から聞こえたような?
気のせいだよね。
そう思って軽くドアを覗いてみると――…。
ヤっていらっしゃった。