ETERNAL LOVE
何分経っただろう――
綾は 頭の中が真っ白になっちゃって その場から動くことを忘れてしまった
なにもかもが どうでもよくなっちゃって…
すると…
『――…!!!』
綾は口を抑えたが 手の隙間から溢れ出してくる
紅い雨となって 地面に振る
綾のまわりだけ 地面が紅く染まってゆく――
『…っ…けほっ……』
やっと血が止まったけど 綾はその場に倒れこんでしまった
喉が焼けるように熱い――
貧血で 目の前がはっきりしない――
動けない――
でも 誰も助けてくれない――
綾はその場で 気を失ってしまった…――