桜廻る

二、沖田の想い人



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江戸に到着し、それから更に数日。


一つの戦が、終わった。


そして……。





「──戦線から外れろ」


「え……?」





土方の言葉に、沖田は布団の中で目を丸くした。





「どういう事ですか」


「良順先生がお前の面倒を見てくれる。その人の世話になれ」





土方はそう言い、立ち上がる。


しかし……。




「私が足でまといだって言うんですか⁉労咳なんてちっとも辛くありません!絶対嫌です!」




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