桜廻る




その余裕な態度は何だろうと、雅は疑問になる。





「今ですか」


「あぁ。箱館政府もできた事だし……気分転換になるだろう?ほら、雅さんも良かったら」





(何で……?)





怪我人がいるのに……そうでなくても、雅は無理だ。





「俺は遠慮しておきます」


「何でだい。ほら、美味しいよ」


「今は騒ぎ浮かれる時ではないでしょう」





土方は冷静に、そう答えた。




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