桜廻る



「……土方さん?」




小さく呟く土方に、雅は首を傾げる。


道行く人は、やっぱり洋服。


ましてや、刀など身に付けていない。





「あ、何でもねぇ。行こう」


「……?はい」





ハッとした土方と並んで、店の中に入っていった。


ウィーンと、自動ドアが開く。





「あ、花屋さんありますよ」





店の一角に、色とりどりの花たちを見つけ、雅と土方はそこに向かった。


花屋に入り、竹を探す。



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