桜廻る



雅はカレンダーに目を移す。


今日の日付は、七月十三日。


体育祭があるのは、今から一週間くらいあとの、七月二十一日。


夏祭りはそれから数日後、七月二十四日だ。


その夏祭り当日から、夏休みに入る。





『それでだ。悪いんだが、お前のとこに泊まりになると思う』


「……えぇ⁉」





(そんな…!)





『どうした?何かまずい事があるか?』


「う、ううん!心配しないで、大丈夫!」




(全然大丈夫じゃない!)




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