3組のかいくんと7組のゆいちゃん
「やっぱりね。バスケのときのかいくんを見る目がそうだった。ねえ。あの友達のゆいちゃん?あの子あんな感じの子なの?あの子の恋の応援とかあたししたくないわ。昨日の話はなかったことにしてさあ。咲紀は咲紀で頑張りなよ。あーっ美味しい」
パクッとケーキを口に入れて風香が言う。私だって頑張りたい。でもかいくんは佑衣ちゃんが好きなんだよ。
「あの子さ腹黒いよ。多分明日になればきっとかいくんのこと好きだとか言い出すに決まってる。だいたいかいくんも何であんな子が好きなんだろう。咲紀のがずっと可愛いし優しいのに」
「そんなことないよ。佑衣ちゃんは強いよ。いじめられてもちゃんと学校来てたもん」
「あんな性格ならそうかもね。でも咲紀がほんとにかいくんのこと好きなら無理して譲る必要性ないしバスケだって咲紀だけが見にこればいいんだからね」
パクッとケーキを口に入れて風香が言う。私だって頑張りたい。でもかいくんは佑衣ちゃんが好きなんだよ。
「あの子さ腹黒いよ。多分明日になればきっとかいくんのこと好きだとか言い出すに決まってる。だいたいかいくんも何であんな子が好きなんだろう。咲紀のがずっと可愛いし優しいのに」
「そんなことないよ。佑衣ちゃんは強いよ。いじめられてもちゃんと学校来てたもん」
「あんな性格ならそうかもね。でも咲紀がほんとにかいくんのこと好きなら無理して譲る必要性ないしバスケだって咲紀だけが見にこればいいんだからね」