3組のかいくんと7組のゆいちゃん
「あーっ咲紀、どこ行ってたの?もしかして体調悪かった?さっきのノート取ったから貸すよ」


教室に戻ると佑衣ちゃんが私のところに来てノートを貸してくれた。


佑衣ちゃんのために始めたこと。


だから佑衣ちゃんの恋を叶えるのは私。


2人を結びつけるのは私。


私は手紙を書いた。たった一言。


その手紙を片手に私は次の休み時間一段、一段踏みしめるように階段を下りて3組の教室の前に来た。
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