3組のかいくんと7組のゆいちゃん
でもここしか思いつかなかった。だから私はこの教室に入った。



やっぱり後ろからかいくんは着いてきて私はもう逃げ道がない。



「・・・ごめんなさい」


教室に入っても振り向くことは出来ない。後ろにかいくんの気配を感じる。


「なんで謝るの?」


「わ、私がゆいちゃんのふりをしてたから」


「・・・俺が最初からゆいちゃんだと思ってたのは君だよ」
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