3組のかいくんと7組のゆいちゃん
「えっ?どういうこと?」
振り向くとかいくんは私をじっと見てた。
ゆいちゃんが私?
「あ、あんまり見られるとちょっと恥ずかしいからやっぱり後ろ向いてて。ってか俺が向く」
かいくんは後ろを向いて今度は私が彼の背中を見つめる。
「あ、あのさ。俺、実は君が前に下駄箱の中掃除してるの見てた。最初は綺麗好きだなって思ってたけど中にはゴミが入っててそれ見てもしかしてイジメられてるのかなって気になって目が離せなくて。
でも下駄箱綺麗にしたら違うところから靴を出して何もなかったように帰ってった。俺、それ見てすごいなって思った。急いで下駄箱に名前を確認しに行った。そしたら2年7組『唯』って書いてた。それで7組の唯ちゃんだって思ったんだ」
振り向くとかいくんは私をじっと見てた。
ゆいちゃんが私?
「あ、あんまり見られるとちょっと恥ずかしいからやっぱり後ろ向いてて。ってか俺が向く」
かいくんは後ろを向いて今度は私が彼の背中を見つめる。
「あ、あのさ。俺、実は君が前に下駄箱の中掃除してるの見てた。最初は綺麗好きだなって思ってたけど中にはゴミが入っててそれ見てもしかしてイジメられてるのかなって気になって目が離せなくて。
でも下駄箱綺麗にしたら違うところから靴を出して何もなかったように帰ってった。俺、それ見てすごいなって思った。急いで下駄箱に名前を確認しに行った。そしたら2年7組『唯』って書いてた。それで7組の唯ちゃんだって思ったんだ」