3組のかいくんと7組のゆいちゃん
「ちょ、咲紀、どうしたの?大丈夫?」



気づけば私の頬には涙が伝ってた。


だって風香が優しすぎる。


「咲紀子ちゃん?大丈夫?」


「・・・風香優しすぎる。私なんかのためにそこまで・・・」





「私なんかじゃないよ。咲紀だからでしょ。私は咲紀みたいに誰にでも優しいわけじゃない。大事な友達にしか優しくないよ」





風香の言葉が余計に私の涙を誘う。


ポンポンと頭を撫でてくれる手が温かい。
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