3組のかいくんと7組のゆいちゃん
「私、嘘吐いた。ほんとはあの日、あの子が私のこと好きなんて言ってない。下駄箱で聞いたのは・・・7組の・・・ゆいちゃんが好きだってこと。でもその後彼は私を見て普通に素通りした。私のことじゃないってすぐに分かった。だから私、咲紀に意地悪したの。咲紀は優しいからきっとあの子と自分を会わせてくれると思った」
「佑衣ちゃん・・・」
「私、彼のこと脅すつもりだった。どうせ櫂くんは振り向いてくれるわけないし彼氏がほしかったから。だから付き合ってくれなきゃたぶらかしたって言いふらしてやるって言うつもりだったのに何も言わせてもらえなかった」
「広くんは何も言ってないんだよね?」
「彼から何も聞いてないの?そっか。咲紀の彼氏だから咲紀と一緒で優しいんだね。『自分のことよりも大事にしてくれる友達を大事にしたほうがいい』って言われちゃった。咲紀、下駄箱綺麗にしてくれてたんだね。そんなこと全然知らなかった。彼がそのときからずっと咲紀のこと好きだった話を聞いて何も言えなかった。ゆいちゃんは私じゃないってはっきり言われた気分だったよ」
「佑衣ちゃん・・・」
「私、彼のこと脅すつもりだった。どうせ櫂くんは振り向いてくれるわけないし彼氏がほしかったから。だから付き合ってくれなきゃたぶらかしたって言いふらしてやるって言うつもりだったのに何も言わせてもらえなかった」
「広くんは何も言ってないんだよね?」
「彼から何も聞いてないの?そっか。咲紀の彼氏だから咲紀と一緒で優しいんだね。『自分のことよりも大事にしてくれる友達を大事にしたほうがいい』って言われちゃった。咲紀、下駄箱綺麗にしてくれてたんだね。そんなこと全然知らなかった。彼がそのときからずっと咲紀のこと好きだった話を聞いて何も言えなかった。ゆいちゃんは私じゃないってはっきり言われた気分だったよ」