ブラックⅠ-出会い-



『俺自信何でたかがお前の為に、こんなに焦ったりイラ付いたり悩んだりしてんだろうって今日考えてた…今までこんな事考えもしなかったのに』



たかがって失礼だな!



『でも何か今少し分かった気がする』



そういったレイジの声はさっきとは違っていつもと同じ低くて少し意地悪そうなそんな声。



『お前って変な奴だよ」



「へ、変?」



いきなり変とは何さ!




『リュウの気持ち、わかりたくないのに分かっちまった』



リュウガの気持ち?なにそれ?




『お前って、不思議と守ってやりたくなる』




きっと私の顔面は真っ赤に違いない。
トマト並みに赤いに違いない。




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