ブラックⅠ-出会い-
目が覚めるとそこはベットの上だった。
あれ?私昨日どうやってベットまで来たんだっけ?と思いながら、テレビの前でエンディングを観た後の記憶が無いことを思い出す。
でもまぁベットで寝ていたんだから良いかと思いながら布団から出ると、何だか爽やかで甘い香りがした。どこかで嗅いだ事のある香り。だけどそれは思い出せなかった。
とりあえずジーパンとTシャツに着替えて、リビングへと向かうと時刻はお昼でテーブルには誰かが作ってくれたらしいサンドウィッチが二人分ラップにかけられていて、『食べてね』と綺麗な字で書かれていた。
多分これは私とレイジの分で、作ったのはアキさん。
むしろリュウガとレイジは料理しないから私じゃないならアキさん以外考えられないんだけど。
休日の朝は時々こうやってアキさんの手作りご飯が置かれている。
二つあるってことは、まだレイジは食べてないらしい。
そもそも昨日帰って来たのかもわからない。