ブラックⅠ-出会い-



まぁ確かに言われてみれば似てなくもない!むしろ綺麗すぎる美形な顔が同じ系統だと言っているような気もするし、あの不良気質な喋り方とかは同類だ。



でもまさかレイジのお姉様だとは思わなかった!!

だって、だってレイジお姉さんいたんだ!?



そりゃまぁ普段家族の話なんてしないし、そもそもリュウガの家に住んでる時点でなんだかワケあり?みたいなのカエデから聞いてたからプライベートに深く突っ込むつもりもなかったけど。



そもそもなんでお姉様がブラストの倉庫に来たのかとか疑問はいっぱいだし、なんでカエデと一緒にいたのかも謎だけど



カエデとイツキの様子からして、これが初めての訪問じゃないってことは分かった。



「初めまして、レイジの姉のコトネです」



私を見ながらニコリと微笑んだレイジのお姉様に、この感じをどうしたら良いものかとキョロ付く私。


それをやっと雑誌から目を上げたレイジが無言で睨みつける。まるで「お前は黙ってろ」みたいな感じで。



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